IB生の「生の情報」IB経験しての後輩へのアドバイス
II. 「IB生のための大学出願」
2. 海外大学出願
A) 米国大学受験
personal statement
Regular admissionで出願する場合、出願の締め切りが1/1~1/15のところが多いです。従って、出願に本腰を入れるのはDPが終わってからでも大丈夫ですが、それまでにpersonal statement の土台は完成させておくべきです(essayのprompt 選び、使うネタ、エッセイの大まかな構成)。
Personal statement のコツ
※まず、7つのprompt に使えるようなネタを全部書き出します。書き出した結果、自分が一番書きやすそうなpromptでpersonal statementのエッセイを書くことを強くおすすめします。
- 一度personal statementのpromptを決めたら、promptのkeywordsを分析します。
Googleでキーワードの意味を調べてメモをして下さい。
Keywordの意味を全部調べ尽くしたら、それと関連するネタを深掘りし、エッセイの起承転結を考えます。
ここで意識するのは、エッセイの問いに答えること、そしてエッセイを通して自分の成長や価値観の変化などがしっかり伝わるようにすることです。
面接
- Ivy Leagueなどの研究大学とliberal arts collegeでは、求められることが全然違うし、面接対策の仕方が若干違います。私自身Ivy Leagueは受けていないので何とも言えませんが、liberal arts よりもacademicなことを聞いてきたり、様々な面において厳しく審査されるそうです。詳細は、googleで調べるのがおすすめです。
- liberal arts collegeの面接は、志願者の人となりなどを重視する傾向にあります。そのため、課外活動やIBの勉強を通して学んだこと、得た新たな気づきや価値観、興味関心などについて質問されます。生徒の能力、経歴はある程度見られるかもしれませんが、それよりも過程や、その経験を通して形成された志願者の人格を知りたがります。
- また、リベラルアーツは自分の育った環境や、周囲の人、社会などがどう自分の人格形成や価値観に影響したか、見てくる傾向にあるから、それらについて考えるといいでしょう。
※興味関心のある学問をいくつか言えるようにした方がいいです。liberal arts 志望なら、幅広い学問に興味があることを示せるといいでしょう。IBの勉強で好きだった科目とその理由も言えるといいでしょう。 - 社会問題に興味を持っておきましょう。社会問題と結びついている学問分野は多いので、学問と社会の繋がりに興味を持つといいでしょう。
- 何よりも一番意識することは、自然体でいることです。日本みたいに面接の質問に答えるだけではなく、面接官(大体大学四年生か卒業生)と会話を続けましょう。カジュアルな雰囲気なので。面接官に逆質問すると、会話を続ける能力の証明になるので更にいいでしょう。
大学独自のsupplemental essay
簡単に言ってしまえば、大学独自の志望理由書なので、質問が ”あなたはなぜうちの大学を志望しますか” という内容のものではなくても志望理由を織り交ぜることが大事です。
エッセイのkeywordsを分析した後に、各大学のミッションや、教育方針、カリキュラム、その大学の特色が表れている課外活動などに着目する。そして、keywordsと結びつけて、エッセイの起承転結を考えます。
今までの経験と、大学でやりたいことを結びつけると説得力が増して更に良いでしょう。
必要な書類
- 高校の成績証明書
※中三から高三までの四年間のものになります。IB履修者の成績は信頼度が高いです。 - TOEFLl,IELTSなどの英語資格
(Eng AまたはBで一定の点数を稼げば、免除してくれる大学もあるので、そこは大学サイトで確認、出願時点でIB結果が出ているわけではないので、IBスコアをあてにするのは禁物です) - IBスコア
(必須ではありませんが、あると有利です。せっかくIBをやってきたなら出しましょう。) - 推薦状3通
(学校のcollege counselor から一通、教科担当の先生二人からそれぞれ一枚ずつ)