英語イマージョン/バイリンガルプログラム
このプログラムは自分に合っているのか?
英語イマージョン/バイリンガルプログラムとインターナショナルスクールとの違い
加藤学園英語イマージョン/バイリンガルコースとインターナショナルスクールとは多くの点で異なっていますが、特に顕著な違いは、次の4つの点に見られます。- 言語:インターナショナルスクールでは、十分な日英バイリンガル教育や異文化教育を期待することはできません。一般的には、インターナショナルスクールでは、生徒の第一言語が日本語であったとしても、第二言語の英語を強化することに重点をおき、結果的に第一言語を犠牲にしてしまう傾向にあります。これに対して、本校イマージョン/バイリンガルコースは、第一言語の日本語を犠牲にせず、第一言語の本来の成長の上に第二言語の英語習得を促進させる「付加的バイリンガル」学習環境となっています。バイリンガルコース卒業生の英語力は英語圏の大学の授業を受けるのに十分なレベルです。本プログラムでは、日本語を母国語とし、その読み書きを身に付けていることが将来にわたって重要であると考えています。
- アイデンティティ:インターナショナルスクールに通う日本人生徒がよく遭遇する問題として、文化的アイデンティティの問題があります。問題の発生原因は:
- 同級生のほとんどが外国人である。
- 教職員のほとんどが外国人である。
- 学校のカリキュラムや文化が外国のものである。
- 日本語や日本文化は特に大切なものとして扱われていない。
- こうした状況にいる子どもたちは、文化的アイデンティティに関して、不安定感から気持ちに混乱が生じてしまうことがあります。このように自分がどの文化に属すのかという認識ができにくい生徒は、日本でも海外でも住みにくさを感じることが多いといわれています。本校イマージョン/バイリンガルコースの児童・生徒たちは、この文化的アイデンティティに関して迷いがありません。日本語や日本文化を敬い、日本人としての誇りを持って成長していきます。こうした一方で、このコースにおける独特な経験から日本的でないものに対して寛容であり、また、自分を取り巻く世界に対してもよりグローバルな視点から見る姿勢を身に付けています。文化的アイデンティティの確立は、生徒や保護者にとって大切な考慮事項であり、本校イマージョン/バイリンガルコースとインターナショナルスクールが一線を画す点であるといえます。
- 日本の高校卒業証書とIBディプロマの取得:暁秀高校バイリンガルコースの特筆すべき特徴は、日本の高校卒業証書と国際バカロレア資格の両方を取得できることです。これは単に日本の学校に国際的なカリキュラムを取り込んだプログラムで学ぶこととは一線を画しています。日本の高校卒業証書に加えてIBディプロマも取得することにより、世界の難関大学への直接入学が可能になり、日本国内にも海外にも将来の進路選択の幅を広げることができます。
- 将来の目標:英語イマージョン/バイリンガルコースを選択するか、インターナショナルスクールを選択するかは、生徒の目標や進路志望の方向性によります。日本語の力を維持し日本文化に対するアイデンティティを確立し、大学進学については国内海外の両方の大学を同等に視野に入れて選択することを希望されるのであれば、英語イマージョン/バイリンガルコースを選択する方が将来に渡っての選択肢が広がります
暁秀初等英語イマージョンと中学バイリンガルコースとの違い
初等学校イマージョンと比較して中学バイリンガルコースでは、中学でMYPを実施しているため、その学習内容面、英語面において生徒には一段と高度なものが期待されます。授業内容の難度が増すだけではなく求められる英語レベルも高度になります。英語で書かれた教科書の記述が難しくなり、課せられるリーディングとライティングの量が増加します。各生徒は、学習一般に対して自分で責任を持ち、そして、自発的に取り組むことが期待されます。生徒は、自主的に計画を立て、自分で意識的に学習習慣を確立し時間管理や書類管理をしていく必要があります。
加藤学園暁秀高校C中学校の他コースとの違い
バイリンガルコースと暁秀の他のコース(中高一貫コース・アルファコースなど)はいくつかの類似点と相違点があります。バイリンガルコースは、暁秀の他のコースと同じカリキュラムで基本的には同じ内容をカバーしています。このカリキュラムの枠組みの中で、国際バカロレアのMYPの理念や特徴が中学1年から高校1年のカリキュラムに組み込まれています。この2つが統合可能なのは、MYPに柔軟性があるためであり、また、暁秀のカリキュラムとMYPの主要部分が共通するからです。
コース間で明らかに違っているのは、バイリンガルコースでは英語を外国語として学ぶのではなく、かなりの教科の授業が英語で進められていることです。したがって、授業内容を英語で学ぶだけの十分な英語力が必要となります。
理科・数学・社会など、英語で授業が進められている分野については、各単元で学習した重要用語を日本語で復習する授業も時間割に組み込んでいます。一般科目を英語で学習する授業に加えて、日本語で用語を勉強したり、内容復習をしたりする授業を実施しています。生徒たちは常に英語と日本語の両方のテストや課題が出され、評価されます。
暁秀の他のコース以上にバイリンガルコースではI C Tを駆使することが非常に重要な位置をしめます。また、バイリンガルコースで特に重視している内容としては、教科の枠を越えた学習や、自己表現の機会を多く与えること、各人で調査学習技能を身に付けることなど自己管理型の学習者に成長していくことを目指しています。また、活動を学校だけに限らず、コミュニティーに貢献することを勧めています。
高校2〜3年のディプロマプログラム(D P)では、大学初年度レベルの内容まで深めた内容での授業展開をしています。また、生徒たちは、積極的に学校で学んだ内容を実社会に生かして社会活動にも取り組んでいます。国内外のコンテストに出場して幅広く自分の可能性を広げています。短期・中期・長期の留学に参加し、海外大学見学も行っています。